File.022
美しい美術館のような外観を見ながら、
緩やかなスロープを上った先に広がるエントランス。
ガラス戸を抜けると広がるホワイトとグレーで構成された空間は
かつての「歯医者さん」のイメージとは異なるとても洗練されたウェイティングルーム。
その空間に合うようにデザインされたシルバーのドアは、
メタルの風合いを再現した化粧板の仕上げ。
廊下の奥にはホワイトの化粧板で仕上げられた大きなの引戸。
シンプルなアルミ製の引手金物の仕様で空間の雰囲気を損なわない
すっきりとしたデザインのものを採用されています。
吹抜けには化粧壁面に埋め込まれた設備機器や空調機器、
排煙窓などをきれいに隠すための木製ルーバーを。
庭を見ながらゆったり落ち着いたレイアウトの診察室。
奥に続くオペルームへの引戸は空間を繋げるガラス面の大きな引戸。
木製建具では強度を保つために大きくなりがちな「框」の部分を
壁や梁に「隠して」しまうことで、扉を閉じていてもガラス面だけが見えるよう、
納まりを工夫しています。
診察室上部にも空調などを仕込んだ部分を木製ルーバーでカバー。
全長約8メートルの長い長い連続した木製ルーバーです。
患者さんはもちろん、ここで働くスタッフの皆さんにも
安心して通って過ごしていただけるようなとてもきれいなクリニック。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府和泉市
・設計:平岡建築デザイン
・写真:山田誠良
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2022/08/8b6ff73769ddace55f9b0b82c727273f-e1660042375863.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2022/08/93f95c0d4d0f75c3b567804f3e8e8891-e1660042724374.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2022/08/331e049e31df3e161bb2e48eb9cb2928-e1660042738152.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2022/08/d55847b0418554e41e443018c9820493-e1660042832205.jpg)
File.021
素敵な空間があって、
その空間を照らす灯りがあって、
灯りに照らされるこだわりの家具がある。
建具たちはその空間を仕切ったり繋いだりしながら、
柔らかな曲線の壁面にできるだけ溶け込むように配されています。
エントランスから続く緩やかなカーブの廊下には
ナラの存在感のある木目を程よくなじませながら、
木の暖かな風合いを残した薄いグレーの扉。
廊下を抜けた先、オーナー様が選び抜かれた家具たちの並ぶ広いリビングの一角には
フェザーフィールで仕上げられた収納扉が並びます。
緩い円弧を描く壁面に合わせて、少しづつ角度を変えて取り付けられています。
小さなつまみ金物やレバーハンドルなど手の触れるところには
真鍮製の「魅せる」金物を。
逆に丁番やレールなどは極力目立たないよう、埋め込んで、隠して。
細かな一つ一つの配慮が、美しくやわらかな空間へとつながります。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:堺市
・設計:SWING
・写真:Stirling Elmendorf Photography(1枚目/2枚目)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/10/W0A4792-HDR-1.jpg)
Photo by Stirling Elmendorf Photography
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/10/W0A4888-HDR.jpg)
Photo by Stirling Elmendorf Photography
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_3292-e1633081686498.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_3281-e1633081377497.jpg)
File.20
大阪市内が一望できるタワーマンションでのリノベーション・プロジェクト。
無機質な建材に包まれてしまいがちなマンションという空間を、
木をふんだんに取り入れた温かな住まいへとリノベーションされました。
玄関収納にはラタンを用いた通気性の良い引戸を。
たて框(建具の縦枠材)をめいっぱい細く、シンプルにしたナラ材の引違戸です。
細かく編まれたラタンを張ることで、明かりを消すとほとんど中が見えることがない
プライバシーもきちんと保たれた機能的な扉。
各部屋への入り口にはナラの突板練付合板を使用したフラッシュドア。
引手部分や大手(建具の木口)のしつらえに少しだけ変化を持たせることで、
他にはない上品で優しい仕上がりに。
こういうディテールに設計者のこだわりと技を感じます。
素敵な眺望の広いリビングには、
冷たい印象のアルミサッシを和らげる木製の框戸で内窓を。
断熱、保温の効果も得ながら、空間をまとめる役割も。
そしてリビングの大きな窓からの採光を、
暗くなりがちな廊下へと導く大きなガラスの框戸。
開放しても邪魔にならない引込戸を採用されています。
都会のど真ん中にありながら、静かで、あたたかい。
そんなこころの安らぐ住まいです。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪市
・設計:ninkipen! 一級建築士事務所
・写真:河田弘樹
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/08/2_-3402-e1630322855109.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/08/8_-3402-e1630322876170.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/08/6_-3402-e1630322907261.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/08/11_-3402-e1630322890393.jpg)
・Photo by Hiroki Kawata
File.019
奈良・明日香。
築50年の古民家を改修し、アートギャラリーへとコンバージョンされたプロジェクト。
施主であるアートアドバイザーの奥村さんとともに、
ここで生まれるであろう空気感をイメージしながら
和の素材、和の陰影にこだわった空間づくり。
既存建物の敷居や鴨居をできるだけ活かしながら、
新たな空間に沿うような優しい建具づくりを目指しました。
玄関でゲストをお迎えするのは朴(ほう)の木の無垢板を使った引戸。
サイドのガラス戸にも同じ材を用いて框戸に。
仕上げると深いオリーブ色のような、神々しい艶と木目が現れます。
室内建具は太鼓張りの障子とハタノワタル氏による手漉きの黒谷和紙を施した戸襖。
光を通す建具と、光を受ける建具。
ともに「紙」という温かな遮断が次の間への導きになっているかのようです。
メインギャラリーには間口いっぱいの大きな引違障子。
高さと組子の配置間隔を何度も検討し、太鼓張りにすることにより得られた
光の拡散と床面・壁面に貼られた和紙の白により自然光だけでも十分に明るい白の空間が生まれました。
収納部分には楡(ニレ)の練付合板を。
主張しすぎず、けれど少し個性的な北海道・大雪山系の楡。
小さな空間だからこそ、細かいところまで作り込む。
明日香の自然、日本の素材、すべてに降り注ぐ光、そして、大切にしたい技。
その器そのものが進化していくであろう、素晴らしいビューイングルームです。
・インテリアコーディネート:奥村くみ(http://www.allier.jp/)
→プライベートビューイングルーム「こぉと」(http://www.allier.jp/quoto.html)
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:奈良県
・設計:ひとともり一級建築士事務所
・写真:森山雅智
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/07/1545-ER6_1437-e1625481944590.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/07/1586-ER6_1119.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/07/1624-ER6_0972.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/07/1658-ER6_1046-1.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2021/07/1600-ER6_1163.jpg)
File.018
大阪市内のごく普通のマンションの一室。
廊下に並ぶ他と変わらない玄関ドア。
ただそのドアを開けると、その中へと吸い込まれそうになる…
トーンを抑えた照明に、乾いた質感の壁面が映える室内。
リノベーションと一言で言っても、その手法や技は数多ありますが、
「削ぎすぎない」そんな心地よさがその空間にはありました。
そして、建具もシンプルに。
グレーのマットな質感の「ポリ合板」を使用した収納扉は
シンプルな「金物」を使用したフラッシュドア。
室内をつなぐ「中庭」に面したところには
大きな一枚ガラスをはめ込んだ框ドア。
スプルースの優しい木目が壁面仕上げとの対比で美しい。
外部ベランダからの陽射しは程よくリビングを抜け、
室内へそしてガラスを通って中庭へと導かれていきます。
全面ガラスの重い引戸ですが、天井に埋め込んだレールで吊り下げた
「上吊り式」とすることで軽い操作での開閉が可能です。
空間の中で、空間を仕切りながら繋げていく建具。
刺激と温かさのあるリノベーション。
素敵な空間のお手伝いができました。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府大阪市
・設計:藤原・室 建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/10/fdff87a75c5d60b31d8c37ab86f29dfd-e1603797936151.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/10/fd1040ff3d2b60ec0bafc536b4ffa86f-e1603797951170.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/10/5680fa27ac237750cf13c32e9d4b562b-e1603797916219.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/10/4e5785ff7338162ddc01263a4ec00e35-e1603797811315.jpg)
File.017
大阪・千里丘。
広い敷地に隣り合う「白い家」と「黒い家」の二棟の住まい。
親世帯、子世帯、二つの木造住宅を同時施工したプロジェクトです。
雰囲気の異なるそれぞれの玄関はレッドシダーの無垢板を用いた木製引戸。
深い色と明るい色に染色塗装を塗り分け、使い勝手や操作性を考慮し、
ご要望に応じて上吊りタイプと下レール式の納まりに分けています。
「黒い家」の室内は開放的なリビングの吹き抜けが印象的。
落ち着いた壁面のカラーに合わせた化粧板のシンプルなフラッシュドアに
装飾を抑えた金物で仕上げられています。
玄関の吹き抜けと二階へと抜けてゆくストリップ階段が印象的な「白い家」。
和室から見る障子越しの階段のシルエットも美しい演出です。
障子を「太鼓張り」にすることで、太めにデザインされた障子の組子(桟)のシルエットも程よい存在感。
大きな壁面を占める障子でも「和」すぎないデザインにまとめられています。
そして計算された畳と障子、畳と壁のラインの割り付けがさらにすっきりと。
二棟同時の施工はちょっとハードな工程でしたが、その分仕上がった喜びも二倍ですね。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府吹田市
・写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平(外観撮影写真のみ)
・監修:-燻- いぶし建築工房
・黒い家 設計担当:空Ken design office
・白い家 設計担当:Noto Note Design Works
・写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/08/03-e1597921895661.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/08/04-e1597921915419.jpg)
・写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/08/06-e1597921963674.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/08/07-e1597922043315.jpg)
File.016
大屋根とフレームのみのたてもの。
ガラスに映る森の木々と、ガラスを抜けるひかりとあかり。
大阪・能勢の大自然の中、素敵なキャンピング・グランピングの施設が生まれました。
切妻の大屋根が架かる「管理棟」は三方に大きな開口とFIX(嵌め殺し窓)。
その開口部にそれぞれ片引き戸、引き分け戸の大きな引戸たちが設置されています。
引戸に使われたのはヒバ材。
重量用の上吊りレールを梁を彫り込んで取付。
位置出しや加工で大工さんにも苦労をおかけしました。
事務所への入り口は外壁に合わせた杉板のフラッシュ戸。
焼杉風の黒塗装で仕上げています。
夕暮れ時、森の中にほっとする明かりが灯る風景も美しい。
いつかのんびりと訪れたい場所です。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府豊能郡能勢町
・設計:松本直也デザイン+ナゲナデザイン
・撮影:Takeshi Asano(浅野豪デザイン)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/Mori-no-Terrace_02-e1592865453891.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/Mori-no-Terrace_03-e1592865438599.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/Mori-no-Terrace_04-e1592865425601.jpg)
File.015
町工場エリアに突如現れる、開かれた空間と神々しい建築。
左官で丁寧に仕上げられた壁と、
「木」の構造体がそのまま美しいデザインとなっている建物は、
銘木化粧合板を製作するメーカーのギャラリー。
YASUTA Veneered Surfaces & Design
https://veneer.co.jp/
銘木化粧合板(練付合板)とは、「突板」と呼ばれる木を薄くスライスしたものを、
板に張り付けたいわゆる「化粧ベニヤ板」。
世界中から集められた「突板」はここで美しくデザイン、そして加工・製作され、
国内外を問わない幅広い商業施設、住宅、など様々なシーンに採用されています。
そんな「木」を知り尽くしたメーカーさんのギャラリーに納入させていただいたのは、
ベイマツ材の大きな框戸。
建築の柱のピッチに合わせた幅の広い大きな引戸は、
視線を遮らずとも、建具としての役割と個性を活かしたデザイン。
そして着色しない、木のままの姿。
手掛かりになるアルミのフラットバーもアルミの無垢のまま。
時が経ち、深みを増し、成長していく建築、そして建具です。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府八尾市
・設計:株式会社ニンキペン一級建築士事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/yasuta-2.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/yasuta-3.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/yasuta-4.jpg)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/06/yasuta-5.jpg)
File.014
事務所+二世帯住宅、という大きなプロジェクト。
白い壁面が映える外観に、植栽の緑とレッドシダーの玄関ドアが美しいファサード。
3つある玄関ドアは「スチール製」「木製片開き」「木製上吊り引き戸」と法的条件や使い勝手によって分けられた仕様ながらも、統一された樹種とデザインで一つの建物にうまく調和しています。
室内建具はホワイト系のポリ合板を使用したシンプルなデザイン。
アルミ部材を使用したライン状の「引手」を使用していますが、
「ひと工夫」加えることでアルミの放つ「金物感」をなくし、ホワイトの壁面になじむ意匠。
内と外、どちらもシンプルでありながら、シンプルに魅せる工夫が随所に。
職と住、そして親世帯・子世帯が暮らす理想的な形を包み込みたてものに、
デザイン性はもちろん、それを隔て、繋ぐ、大切な道具としての建具の大切さを学んだ作品です。
・弊社施工:木製建具工事・スチールドア表面意匠製作
・工事場所:兵庫県尼崎市
・設計:志柿敦啓建築設計事務所
・写真提供:志柿敦啓建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/muko002.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/muko003.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/muko004.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/muko005.png)
File.013
ビルのワンフロアを住まいへ。
リビングの中心で存在感を放つアール壁には「大雪山のニレ」を使用した練付合板。
90ミリ幅で整えられた化粧板が美しい。
すべてのモジュールもその90ミリにきちんと割り付けられ、
建具幅はもちろん、すべてのクリアランス(隙間寸法)も綿密に計算されています。
すっきりした見た目にはセンスと苦労が詰まっています。
キッチン周りにはポリエステル化粧板のマットな白。
真鍮製の小さな「つまみ」がアクセントになっていてとてもかわいらしい印象に。
ドアの金物には「ニレ」の個性ある木目に合うように、
レバーハンドルではなくドアノブタイプをセレクトされました。
アンティークな鈍い光がよく合います。
サニタリーエリアにつながる框戸には真鍮製の「かんぬき」金物で簡易施錠。
中村好文氏デザインのシンプルかつ機能的な引き戸用のかんぬきです。
たてぐと、金物。
どちらもたいせつです。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府大阪市
・設計:一級建築士事務所 株式会社スウィング
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/honmachibashi002.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/honmachibashi003.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/honmachibashi004.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/honmachibashi005.png)
File.012
とても上品な和の佇まい。
和室が減少していく昨今、伝統を残しながらも新しいデザインの心地よい和の空間は、
おもてなしにも、くつろぎにも、さまざまに使える堅苦しくない場所。
ふすまは「戸襖」仕様で「縁」をなくしてすべてを和紙で包み込む「坊主襖」。
手掛け部分はウォールナットの無垢材で作った手掛けを組み込んでいます。
洋の空間にもカーテンではなく障子を。
雪見障子(摺り上げ障子)とすることで、中庭の景色も楽しめます。
引き戸にはタモの優しい柾目の練付合板を使用したフラッシュドア。
特殊な納まりで「鴨居」をなくし、壁面をフラットに。
伝統的な京の町にもしっかりとなじむ新しい「和風」のかたち。
地窓から季節の移り変わりが感じられる中庭を眺められる、
風が心地よいお昼寝したくなる住まいです。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:京都府京都市
・設計:マニエラ建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/uzumasa002.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/uzumasa003.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/uzumasa004.png)
File.011
左官で仕上げられた壁と丸窓からは障子がのぞき、
古建具、アンティークな照明などをちりばめた、わくわくするような和室。
そんな和室を持つ、たのしさと上質な素材、そして技の美しさにこだわった邸宅。
楢の無垢材を使用した大きく重い木製玄関ドアは、真鍮の丁番で取付され、
コンシールドタイプ(埋め込み式)のドアクローザーやプッシュプル式のハンドルを採用することで、日々のご使用でもストレスのない操作性を実現しました。
表面の楢材は経年とともに無垢の風合いと艶が増していきます。
お手入れは必要ですが、無垢材の魅力がじっくりと感じられるいい「味」になっていきます。
室内ドアは「マホガニー」の練付合板を使用。
建具と造作家具が一体となるエントランス~リビングルームでは、
マホガニーの木目を連続させ、壁面の統一性を持たせています。
美しい木目が美しく流れるのはとても上品で、やっぱり美しい。
家具屋さんとの打ち合わせを重ねて、協働で作り上げた難しい部分。
もちろんいろいろ大変なのですが、その分仕上がった時の喜びも大きい。
古いものを活かし、新しいものを美しく。
わたしたちは経験と学びのくりかえし。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:兵庫県芦屋市
・設計:株式会社笠谷工務店
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/011_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/011_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/011_04.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/011_05.png)
File.010
水盤に反射した光は、障子の和紙を照らし、拡散し、
柔らかな明かりとなって、空間をつつむ。
イ草の香りと和紙のテクスチャー。それだけで和の空気が流れる和室には、
太鼓張り(障子の両面に和紙を張ったもの)の障子で光と熱を程よく遮ります。
組子(格子)のデザインは設計事務所さんオリジナルのデザイン。
玄関ドアは「フレキシブルボード」を張った木製ドア。
気密材や建具枠の形状を何度も検討しデザインと快適さを両立させた仕上がりに。
表面は特殊技術で描かれた杉板コンクリート打ち放し風の模様が描かれています。
室内はマットなホワイト塗装のフラッシュドア。
引手は既成の金物の使用せず、アルミの型材を埋め込んで手掛かりとしています。
上吊り式や下荷重のレール式など、その場所に応じた様々な金物を選定。
デザインはもちろん、住まいには使い勝手も大切。
長く、大切にお使いいただけるように。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:兵庫県芦屋市
・設計:マニエラ建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/010_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/010_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/010_04.png)
File.009
私たち木製建具屋が現場を訪れるころには、もちろん建物の大まかな部分は出来ていて、
図面で見ていたものがそこに実際に姿を現しています。
ただ、図面では見ていたものの、、、、と圧巻させられることもしばしば。
この住まいもそんな建物のひとつ。
ランダムなコンクリートの躯体に大屋根が架かる不思議なファサードに、
レッドシダーの木製ドアがちらりと覗く。
オリジナルの木製ドアノブをあけると、中はガラスとコンクリートの空間。
外部に面した建具は「フレキシブルボード」仕上げのフラッシュドア。
内部の建具は「構造用合板」仕上げのフラッシュドア。
どちらもきわめて「素」に近い仕上げ。(塗装はしています)
すべてが剥き出しの建築には、デザインと精度と素材の力が試される。
とても刺激的な作品に携われたことに感謝です。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:兵庫県神戸市
・設計:藤原・室 建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/009_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/009_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/009_04.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/009_05.png)
File.008
神戸・三宮 山本通。
お洒落なお店が並ぶ界隈でひときわ目を引く上品なファサード。
桧の無垢板を配した日本料理店の玄関建具には、
中の様子がほんの少し感じられるスリット窓を。
玄関を開けると程よく明かりの落とされた石畳の露地。
その先には繊細な格子が並ぶ格子戸がゲストをお迎えします。
組子に艶を消した墨色に着色することで、横格子の存在を抑え、
縦のラインを際立たせたデザイン。
そのデザインをさらに奥深く完成させた間仕切り格子は
やさしい目隠しの効果と手荷物を収納できる実用的な効果を備えた
「装飾間仕切り家具」の要素も備えています。
さらにディスプレイとして、お店で愉しむことができる「江戸切子」の美しい「お猪口」が
天板に飾られ、外からも、中からもゲストの目を楽しませてくれます。
平面的な建具の持ち味を立体表現に活かして頂いた空間には、
デザインの力と職人の技がとても美しく調和しています。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:兵庫県神戸市
・設計:一級建築士事務所 株式会社seki.design
・撮影:福澤昭嘉 Akiyoshi Fukuzawa(1~3枚目)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/008_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/008_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/008_04.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/008_05.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/008_06.png)
File007.
木と、コンクリート。
お打合せなどで現場へ足を運ぶたびに、
徐々に仕上がってゆくこのファサードに緊張。
外装に用いられたレッドシダーの小幅板の美しさを活かすよう、汚さぬよう。。。
大きな3枚引き込みの板張りのガレージドアは特注の金物で上吊り式。
大きく重くともスムーズに開閉できるよう
製作も施工もたくさんの手によって作り上げられました。
小さく見える玄関も外装材と同じ板を使用した上吊り引戸。
打ち放しの壁面と交差する白い壁面はマットな塗装で仕上げられ、
シナ合板のフラッシュドアにも同色の塗装。小さな「ツマミ」にも。
生活空間にはたくさんの収納を。
シンプルに、建物の一部のような、
それでいて存在感のある家具のような、
そんな、ディティール。
美しい、住まい。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府豊中市
・設計:藤原・室 建築設計事務所
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works07_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works07_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works07_04.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works07_05.png)
File006.
file.006
中庭に降り注ぐ光が、そのままゆったりとしたリビングを明るく、温かく照らす住まい。
大きな壁面収納にはナラの無垢材を使用した框戸と、細いラインのルーバー。
オイル塗装でほんの少し色づいたナラ材の表情がとてもいい。
中央のエアコンを目立ちにくくするナラ材のルーバー扉は上開き式。
左右もそれぞれが独立した収納スペースになっています。
玄関収納も同じナラ材の練付合板仕上げ。
取手を掘り込み加工にすることで、廊下をすっきりとしたラインに仕上げています。
天井までいっぱいの壁面収納はあまり扉の存在を意識させない仕上げ。
一方子ども部屋は明るい木目のメラミン化粧板でお手入れしやすく、丈夫。
造作家具(当社工事外)との統一感も出て、可愛らしい雰囲気作りに一役買っています。
リビングの一角に設けられたスタディコーナーには、
落ち着いた色の框戸と、リビングの気配を感じられるすべり出し窓。
レバーハンドルのゴールドがとても良いアクセントに。
小さなパーツのセレクトもとても大切です。
広い住まいでも家族の気配が感じられる優しいつくり。
素敵な空間のお手伝いが出来ました。
・弊社施工:木製建具工事
・工事場所:大阪府大阪市
・設計:株式会社カワバタマサヒロ建築設計事務所
・Photo By Daijirou Okada
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works06_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works06_03.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works06_04.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works06_05.png)
File.005
大きなクリニックを明るくお洒落な保育園にコンバージョンした作品。
高層マンションが建ち並ぶ街にありながら、
周囲はとても閑静な一角に広い園庭を備えた保育園が完成しました。
室内には木をふんだんに使った家具や遊具、そして建具も。
ずらりと並んだフラッシュ建具は普段は「間仕切り」としてお使いいただくものと、
開閉して「出入り口」としてご使用いただくものとを素材を分けで分かりやすく。
部屋と部屋とを仕切る建具にはホワイトボードのパネルを仕込んで
お絵かきが出来る建具としました。
すべて引戸になっている為、催しの際にはすべてを開け放ち、
大きな空間として使用することができます。
お迎えやお見送りで多くの方が出入りするエントランス付近には、
格子の引き戸を設置。廊下からの子どもたちの飛び出しを防ぎます。
設計段階よりお声掛けいただき、何度も検討を重ねて設計~製作~納品へ。
子どもたちの楽しめる空間、
大人たちの安心できる空間、
素敵な学びと遊びの空間が出来ました。
・弊社納入:木製建具枠・木製建具
・プロジェクト名:しらかし保育園
・工事場所:神奈川県川崎市
・設計:株式会社Tree to Green
・撮影:大谷宗平(ナカサアンドパートナーズ)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works05_02.png)
![](http://fukushima-door.com/wp-content/uploads/2020/05/works05_03.png)